若妻Mの白昼夢

若妻Mの白昼夢

第28話:種付け週間

今夜も私は「使命」を果たすために地下室に来ています。 地下室の空気は淀み、カビの匂いと男たちの脂ぎった体臭、そして熟れすぎた果実のような私の情欲が混ざり合い、逃げ場のない熱気となって肌にまとわりついていました。 コンクリートの床は冷たく、四...
若妻Mの白昼夢

第29話:種付けされた牝豚

何日過ぎたのかもわからぬある時、地下室の重苦しい熱気が、久しぶりに開け放たれた鉄扉からの冷気によって霧散していきました。 檻の中で、自身の排泄物と男たちの残滓にまみれ、四つん這いで虚空を見つめていた私の前に、鬼灯様が静かに立ち止まりました。...
若妻Mの白昼夢

第30話:禁忌の母

季節が巡り、雪解けの水音が聞こえ始めた春。   錦織家が懇意にしている総合病院の特別室で、元気な産声が上がりました。「オギャア! オギャア!」「おめでとうございます、錦織さん。男の子ですよ。立派なシンボルが見えます」 医師の言葉を聞いた瞬間...
若妻Mの白昼夢

第31話:淪落の果ての理想郷

出産から数ヶ月。母体としての落ち着きを取り戻し、良家の若奥様の役割と二人の子どもの育児をこなす日々の中で、私の魂は飢餓感に焼き尽くされようとしていました。『そろそろ、体も空いたようだな』 鬼灯様からのその一通のメッセージが、私の平穏な日常に...
若妻Mの白昼夢

エピローグ

さらに月日が流れた。   日曜日の朝。錦織邸のリビングには穏やかな陽光が差し込んでいる。 ダイニングテーブルを挟んで深樹と美令が向かい合って座っていた。   二人は今、「立場を毎週入れ替える」奇妙な共同生活を送っていた。 先週は、深樹が「地...
若妻Mの白昼夢

アフターエピソード:日常浸食

百貨店の化粧室へと続く静かな廊下。 高級な大理石に刻まれる私のヒールの音は、淑やかな若奥様としての規則正しいリズムを刻んでいました。ですが、前方を歩く一人のおじ様から漂ってきたその「匂い」が、私の世界の均衡を一瞬で崩し去ったのです。(……こ...
error: Content is protected !!