翌日の日曜日。私は朝から気合いを入れて準備をした。
ご主人様とのデートだと思うだけで、胸がざわつく。精一杯のおめかしをした。
白のオフショルダーニットトップスは、胸の谷間が強調されるほどタイトなデザイン。下は膝上15センチほどの黒のプリーツミニスカート、黒のガーターストッキングに、ヒールが高めのブーティー。首元にはご主人様から指定された細い黒のチョーカーを巻いた。
それと対照的にメイクは控えめに、でもきっちりと。唇は可愛い薄ピンク色。アクセサリーは大きめの金色のフープピアスのみ。髪は昨日の夕方、美容院で黒く染め緩くパーマをかけてウェーブさせ、ふわりと垂らしている。上品さと淫靡さを両立させたつもり。

待ち合わせの秋葉原駅中央改札前で、ご主人様は私を見つけると口元を緩めた。
「おはよう、梨杏。今日は随分と気合が入ってるな」
「はい。ご主人様とデートだと思うと、つい」
私は恥ずかしそうに微笑みながら、ご主人様の横に並んだ。ご主人様はすぐに私の手をとって人混みの中を歩き始めた。
最初に向かったのは、秋葉原のPCショップ。ご主人様は新しく発売されたグラフィックボードや、最新のゲーミングPCを熱心に見て回り、時折私に解説をしてくれた。
私はご主人様が興味を持つものに自分も興味津々で、楽しそうに話す姿を見ているだけで幸せだった。
時々「へえ、すごいね」と相槌を打ちながら、隣を歩くだけで胸が弾んだ。
話の流れで、高校を退学になってからどうしているのか聞いたら、ホワイトハッカーをして暮らしているそうだ。流石だと思って尊敬の念と、申し訳なさが去来した。
ランチは駅近くの人気とんこつラーメン店へ。ご主人様が「ここは俺のおすすめだ」と言うので、迷わず入った。濃厚な豚骨スープに、チャーシューと味玉がたっぷり。ご主人様は餃子も注文した。
ラーメンをすすりながら、私は素直に笑顔をこぼした。
「すごく美味しい……!こんなに本格的なとんこつ、久しぶりです」
ご主人様も満足そうに頷きながら、私の顔をじっと見つめていた。その視線だけで、下腹部がじんわりと熱くなる。
会計の後、私は自分の分の代金をご主人様にわたした。
「自分の分は自分で払います」
ご主人様は少し驚いた顔をしたが、私がカズヤさんのときは払わなかったというと、嬉しそうに頷いた。
食後、私たちは秋葉原駅前の大型アダルトショップへ向かった。店内に入った瞬間、私は頰を赤らめた。明るい照明の下、並ぶ様々な大人のおもちゃやSMグッズ。
ご主人様は迷わず奥のコーナーへ進み、首輪や拘束具、バイブ、アナルプラグなどを手に取っては私に見せた。
「これ、どう思う?」
「……恥ずかしいです。でも……ご主人様が選んでくださるなら」
私は目を伏せながらも、声は弾んでいた。
結局、ご主人様は以下のものを購入した。
・金属製の本格首輪(リードと鍵付き)
・真っ赤な穴あきのハイレグレオタード
・乳首に装着するニップルチェーン
・振動機能付きの大型バイブ(リモコン操作可能)
・シリコン製のアナルビーズ
・黒のニーハイ
・口枷
レジで会計をしている間、私は隣で小さく身を寄せ、顔を赤らめていた。でも、心の中では興奮で胸が鳴っていた。
後ろを振り返ると、店内の入り口付近にカズヤさんの姿がチラリと見えた。ずっと後をつけていたのだろう。ご主人様も気づいているはずだったが、二人とも気づかぬふりをした。
*
買い物を終えた私たちはタクシーで移動して、有名なSMホテルへチェックインした。重厚な防音扉の向こうに入ると、ご主人様は私を抱き寄せて耳元で低く囁いた。
「今日はお前を、たっぷり可愛がってやる」
「はい、ご主人様。どうか……存分に、梨杏を躾けてください」
私は自分でも驚くほどの甘えた声で応えていた。
部屋の奥の大きなベッドに向かいながら、カズヤさんが外にいるかもしれないと思うと、背徳の興奮が一気に高まった。
ご主人様は新しく買ったばかりの金属製の首輪を私の首に巻き、鍵をカチリと閉めた。
その冷たい感触に、私はもう理性が溶け始めていた。
私はスマホを取り出してカズヤさんにLINEを送った。
『これからご主人様の機材で配信するね。アドレスとパスワードを送るから、見てて』
送信すると、カズヤさんから既読がついた。メッセージは来なかった。
ご主人様は部屋の隅に三脚を立て、複数のカメラを接続し、素早くセットアップを済ませた。
高画質のライブ配信が開始され、画面の向こうにカズヤさんがいることを私は強く意識した。
「着替えてこい」
ご主人様の命令に、私は頷いてバスルームへ向かった。
数分後、真っ赤な穴あきのハイレグレオタードに着替えて戻ってきた。
レオタードの布地は極端に少なく、胸の大部分と股間の部分がくり抜かれ乳首と秘部が露出したデザインだった。
私は黒のニーハイを太ももまで引き上げ、カメラの真正面に立ち、恥ずかしさで頰を染めながらも、ゆっくりと脚を広げた。両手を頭の後ろで組み、腰を突き出すようないやらしいポーズをとる。
穴あきのレオタードから覗く乳首と、ほとんど布のない股間を、カメラに向かって堂々と晒した。
「カズヤさん、ちゃんと見えてる?」
ご主人様はソファに深く腰を下ろし、リモコンを片手に満足げに頷いた。
「いいぞ。もっと腰を突き出せ。お前の興奮した顔も、しっかり映してやれ」
私は言われた通りに腰を前後に振り、カメラに向かって舌を少し出して艶めかしい表情を作った。
カズヤさんが今、どんな顔でこの姿を見ているのかと思うと背徳の愉悦が全身を駆け巡った。秘部はすでに熱く濡れ始めていた。
私はカメラの真正面で、いやらしいポーズを保ったまま、ご主人様の股間に視線を落とした。ご主人様はソファに深く腰を下ろしたまま、ズボンのファスナーを自ら下ろし、すでに硬くそそり立った肉棒を解放すると、リードをぐいと引いた。私はよろけて、膝をついた。
「……ご主人様の、硬くて立派なおちんぽ……」
私は息を飲み、ハイレグレオタードの胸元をさらにずらして乳房を完全に露出させながら、ゆっくりと四つん這いになった。黒いニーハイに包まれた膝を床に擦りつけ、ご主人様の足元まで這い寄る。
「ご主人様……梨杏のねっとりとした口と胸で、たっぷりお奉仕させてください……牝奴隷・梨杏は、ご主人様の逞しいおちんぽを、心ゆくまで味わいたいんです……」
私は上目遣いにご主人様を見つめながら、両手で自分の豊かな乳房を持ち上げ、谷間を深く作った。舌を長く伸ばし、肉棒の根元から亀頭までをねっとりと舐め上げる。唾液をたっぷり絡め、ゆっくりと円を描くように舌を這わせながら、熱い吐息を吹きかける。
「ん……はぁ……ご主人様の味……大好き……カズヤさんとは全然違う……ご主人様は、こんなに熱くて、太くて、逞しいの……梨杏の口の中、すぐにいっぱいになっちゃう……」
私はわざと大きな音を立てて、亀頭を唇で包み込んだ。舌を裏筋に押しつけ、じゅるじゅると吸いながら、ゆっくりと喉の奥まで飲み込んでいく。喉がゴクンと鳴るほど深く咥え、鼻先がご主人様の腹に触れるまで顔を埋める。そのまま首を前後に振り、ねっとりとした粘膜で肉棒全体を包み込むように心を込めて奉仕した。
じゅるっ……れろれろ……。
「んっ、んんっ……ご主人様の、おちんぽ……梨杏の奴隷の口に、ぴったりです……カズヤさんのより、ずっと太くて、脈打ってる……梨杏、興奮しちゃう……」
私は一度肉棒を口から離すと、今度は自分の胸を両手で寄せ、谷間にご主人様の濡れた肉棒を挟み込んだ。乳房を上下にゆっくりと動かし、柔らかい肉で挟みながら、亀頭だけを口に含んでチュウチュウと吸う。唾液と先走りが混じり合い、胸の谷間をぬるぬると滑るたびに、卑猥な水音が部屋に響いた。
「はぁ……んっ……胸でも、気持ちよくしてあげます……ご主人様の熱いおちんぽが、梨杏の柔らかいおっぱいに包まれて……カズヤさんには、こんなことしてあげたことないよ……?梨杏は、ご主人様のためだけに、こんな淫らな胸を使って奉仕するの……あぁ……ご主人様の味が、胸にも染み込んでくる……」
私は乳房を強く押しつけながら、首を傾けて亀頭を執拗に舐め回した。舌先でカリの裏を何度も刺激し、ねっとりと絡みつくように奉仕を続ける。ご主人様の肉棒がビクビクと脈打つたびに嬉しそうに目を細めた。
「んふっ……ご主人様、どんどん大きくなってる……梨杏の口と胸で、こんなに興奮してくれて……ありがとうございます……牝奴隷として、もっともっと気持ちよくしてあげたいの……」
私は再び肉棒を深く咥え込み、喉の奥で締めつけながら激しく頭を振った。じゅぽじゅぽという淫らな音が大きくなり、唾液が糸を引いて胸元を濡らす。金属製のリードがカチャカチャと鳴り、ハイレグレオタードの穴から覗く乳首が硬く尖っていた。
ご主人様の息が荒くなり、腰が微かに浮いた。
どぴゅどぴゅと熱い奔流が喉を穿つ瞬間、私は肉棒を根元まで咥え込み、喉をゴクゴクと鳴らしながら、熱い精液をすべて受け止めた。
……んっ……んぐ……ごくっ……
私は目を細め、美味しそうに喉を動かして、ご主人様の精液を丁寧に飲み干した。最後の一滴まで吸い上げ、口を離した後も、舌を伸ばして肉棒を綺麗に舐め清めた。
「はぁ……はぁ……ご主人様の精液……とっても濃くて、美味しいです……梨杏、ちゃんと全部飲みました……カズヤさんのは、絶対に飲み込まなかったのに……ご主人様のは、こうして美味しそうにごっくんしちゃう……これが、梨杏の本当の姿です……ご主人様だけの、牝奴隷です……」
私はカメラに向かって、満足げに唇を舐めながら微笑んだ。精液の残りを指で拭い、それをわざと見せつけるように舌で舐め取る。
「……カズヤさん、見えてる?梨杏、今、ご主人様の精液を、こんなに嬉しそうに飲んじゃったよ……ご主人様は、カズヤさんと違って凄く逞しいの……梨杏の身体、全部ご主人様のものだって……もう、わかったでしょ……?」
ご主人様は満足げに私の頭を撫で、静かに言った。
「いい子だ、梨杏。だが、まだ始まったばかりだぞ」
私はSMホテルの薄明りの反射で鈍い光を放っている金属製の首輪を指で触りながら、恍惚とした表情でカメラを見つめ続けた。