Discipline6 南の島での淫猥なる婚姻儀式 第11話

 ゴーン!ゴーン! ゴーン!ゴーン! ゴーン!ゴーン!
「ーーーーーーーー」
(これより、刻印の儀にうつる。)

 神官の言葉を合図にハサンが芽美に近づき、客席の反対向きに両足を鎖で地面に固定し、目隠しをして口かせを噛ませる。その間にアリーが壇上の小さな聖火台に火をつける。油でもかけてあるのか火はすぐに大きな炎へと成長する。

 神官がまず、拓海に問う。
「ーーーーー!ーーーーーーー、ーーーーーー?」
(この女のマスターハズバンドを目指す者よ!罪深き肉体を持つこの女を許し、新たな名前を与えて、奴隷妻として生涯にわたり支配することを望むか?」
「はい、望みます」

 続いて芽美に。
「ーーーーー!ーーーーーーー、ーーーーーー?」
(罪深き女よ!貴様はその罪を償い、新たな名前を与えられて、この者の忠実な奴隷妻として生涯仕えることを望むか?」
 返事ができない芽美はコクリとうなづく。
 
 それを確認した神官は拓海のほうを向いて指示を下す。
「ーーーーーーーーーーーー、ーーーーーーーーーーーー!」
(この女の罪を焼印をもって浄化し、新たな名前『Ἡδονή』を与えて、生涯忠実な奴隷妻として生まれ変わらせるがよい!)

 黙って大きくうなづいた拓海は、『θεά』の文字の周囲に『Ἡδονή of TK』という文字が彫られた500円玉大の真鍮の焼きゴテを亜理紗から受け取り、聖火で炙る。

 ハサンとアリーが芽美の腰を両側から動かぬよう押さえつける。

 炙り加減を見ていた亜理紗が頃合だとうなづく。

 焼きゴテをもった拓海が芽美へ近づいていく。

 会場内はその瞬間を見逃すまいと水を打ったように静まりかえる。

「この焼印でブランディングされて俺の所有物となり、マゾ牝奴隷妻『Ἡδονή 』(ヘドネー)として一生を俺に捧げる覚悟はいいか、吉野芽美?」

 芽美は少しも躊躇わずに強くうなづく。

 拓海は、真鍮の焼きゴテを芽美の素晴らしい美巨尻の左の尻肉にゆっくりと押し付ける。

 ジュウウッ!という肉が焦げる音が響き、肉が焦げる不快な匂いが広がる。

 焼きゴテが押し付けられた瞬間、芽美は腰を前方に突き出して逃れようとするがハサンとアリーにがっちりと固定されていてびくともしない。
 口かせの隙から「ウ゛ーーーーーーー!!!」という意味不明な叫びを漏らし、手足をピンと伸ばして背中を弓なりに反らせながら大量に失禁する。

 そのまま、ビクン!ビクン!ビクン!と体を3回震わせたあと、首をがくりと落とし、全身の力を抜いて腰をガッチリ掴まれたまま失神した。

 焼きごてに集中していた拓海は芽美が失神したことに気づかない。真理愛の合図で焼きごてを離し、芽美の尻にくっきりと文字が焼き入れられていることに安堵して額の汗を手でぬぐったとき、ようやくそれに気づく。

「ーーーーーーーーーーーー!ーーーーーーーーーーーー!」
(これでこの女の罪は浄化され、この者の忠実な奴隷妻「ヘドネー」として生まれかわった!新たな生、そして新たなカップルの誕生を、礼をもって祝福せよ!)

 参列者全員が立ち上がる。男女ともこの神聖な儀式のために男はスーツ、女はドレスに着替えている。男はbow and scrape 女は curtsyで一斉にお辞儀をして焼印の罰を甘受した芽美への尊敬の念を示す。

「ーーーーーーーーーーーー!」
(では、これにて刻印の儀を終わる。)
 神官が壇を下りる。

 ハサンが芽美の口かせと目隠しを外し、アリーが脚の拘束を外す。ハサンが抱きかかえた状態でアリーが手錠を外して芽美を解放し、担架に左尻を上にした体勢で乗せて待機小屋に運ぶ。真理愛が同行し、治療と次の儀式への準備を進める。壇上では亜理紗が聖火と焼きごての片づけをしている。

 ひとり残された拓海は、加虐的な激しい性衝動が湧き上がるのを止められない。初夜の儀の開始まで壇上で待機するように言われていたが特にすることもなく、開始時間を少しでも早めようと足早に壇を下りて真理愛を手伝いに後を追おうとする。

 しかし亜理紗に「儀式のルールを破らないようにしてくださいませご主人様!そもそもレディのお色直しになにができるのですか?」と冷静にたしなめられ、すごすごと壇上に引き返すのだった。
 

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