Discipline4 日常化する調教 第9話

 今年の芽美のGWは例年に比べてはるかに忙しかった。

 28日(木)の夜から29日の祝日と30日の土曜日にかけては2回目の週末調教。

 5月1日(日)には孝との久しぶりのデート。友達としてでよければといってデートを承諾した芽美は、孝がそうは思ってなさそうなことに困惑した。

 2日(月)は暦どおり仕事だが夜は自動車教習所通い。これまでサボりがちだったせいで仮免試験に制限期間内に合格できるかどうかの瀬戸際だったから、時間を作って必死に通っていた。

 3(火)も日中は教習所で夜は職場の仲の良い1歳年上の先輩から急に誘われた合コン。「女の子の数が1人足りないから数合わせに出席して、お願い!仕事でなにかあればフォローするから!」と言われたら断れないが“数合わせ”なんてわざわざ言わなくてもいいのにと芽美は思う。職場ではクールで男性に関心がないふりしているから仕方ないか、とも。
 ところが、この合コンにはなんと優斗が参加していた。例の彼女とは旅行から帰ってすぐに振られて別れたとか。それを知った親友が新しい出会いを捜そうぜと言って3対3の合コンにねじ込んだらしい。それで自分が参加することになったことに彼との奇妙な縁を感じる芽美だった。

 4(水)も午前中は教習所。午後からは3回目の自宅調教。といっても調教は夜だけで、日中二人はは芽美の部屋でDVDを見たりゲームをしたり好きな小説の話をしたりしてダラダラと過ごした。

 鑑賞したのは芽美所有の「きみに読む物語」。名前は知っているが見たことはないという拓海に芽美が無理やり見せたのだ。拓海は「恋愛も遊びも実際に自分で経験するのが一番だよ」とうそぶいたが、その割には映画を最後まで真剣に見て涙ぐんだりじっと考え込んだりしていた。

 夕方になると川沿いを手をつないでぶらぶらと散歩。初夏のような暑い日ざしのせいで気温はまだ高かった。芽美はVネックの濃いブルーのノースリーブに、膝下丈の白いふわりとしたプリーツスカートで外出した。小顔に比例してすらりと伸びる首筋には、拓海に命じられて黒のチョーカーを装着している。ベロア素材の細く上品なデザインで、アクセントに銀色の“M”の文字がちょこんと吊り下がっている。

 日が暮れると近くの蕎麦屋で夕食をとった。拓海は鴨せいろ、芽美は天せいろを注文し分け合って食べた。コンビニでビールを2本買って、川べりのベンチに座って飲んだ。芽美は飲みながら、大好きなアイドルグループが解散してしまいそうなことや、仮免の試験がヤバイことなどを、とりとめもなく話した。

 日が落ちてすっかり暗くなると、拓海は「身体を温めないといけないな」とうそぶき、芽美を橋の下の死角に連れ込んだ。

 たっぷりとキスをし、後ろから抱きしめて耳を甘噛みし、Vネックの胸元に手を入れて胸を揉みしだく。芽美が止めてと言おうとすると唇をふさいでスカートの下に手をいれて秘所をまさぐる。Gストリングスの脆いガードをやすやすと突破した拓海の指は敏感な肉芽を敏感なタッチで撫で回し、濡れてくると膣内に指を挿し込みGスポットをトントンと叩く。

 ぐったりした芽美を強引にしゃがませると、チャックを降ろし屹立した肉棒を取り出し顔の前に突き出す。欲情しているマゾ牝奴隷は流れるような動作でご主人様の腰に両手でしがみつき、肉棒の先端から朱唇の中に飲み込んでいくと淫音を立てて激しくしゃぶる。二人とも荒々しいのは野外プレイで興奮しているためだ。

 犬の鳴き声が聞こえる。芽美を立たせてペニスをしまい様子をうかがう。老人が犬を散歩させているが地元で有名な青姦スポットである二人の場所を敬遠して離れていく。

 人が来ないことを確信した拓海は芽美を壁にむかって手をつかせ、プリーツスカートをめくりGストリングスをずらして、芽美の腰をつかんで立ちバックの体位で後ろから挿入する。自分がイクためでも芽美をイカせるためでもない、芽美を焦らし昂ぶらせ身体を温めることを目的とする、ゆっくりとしたねちっこいピストンを続ける。
 芽美が嬌声を抑えられなくなり、「ご主人さまぁ・・・わたし・・・このままだともうすぐイッちゃいそうです・・・」と切なく訴えられたところで切り上げ、服装を整え部屋へもどる。

 芽美を寝室に連れ込み服を剥ぎ取り自分も服を脱ぐと赤いシーツのセミダブルマットにあおむけに横たわり芽美に先週の復習を命じる。首輪の装着や香油を塗るのも口上を言わせるのも全部省略。BGMだけは寝室にかけっぱなしにして出かけたジムノペティが流れている。

「メグ!身体も十分に出来上がっているし、俺をイカせることは考えなくていいから、時間をたっぷり使って、自分が気持ちよくなること、イクことだけを考えて、色々なやり方で腰を振ってみなさい!これはマゾ牝奴隷であるお前へのご主人様の命令だよ!今なら必ずイケるはずだから、安心して余裕をもって取り組むんだ!さあ!命令を復唱して、すぐに実行に移せ!もたもたするな!」

 芽美が余計なことを考えないよう、あえて高飛車に、立場を強調して命じマゾ牝奴隷の従属心に訴えかけ、迅速な命令遂行を命じる。命令を復唱させることで、そのことだけに集中させる。

「は、はいご主人様!芽美は、時間をたっぷり使って、自分が気持ちよくなること、イクことだけを考えて色々なやり方で腰を振ります!今なら必ずイケるはずだから、安心して余裕をもって取り組みます!」

 芽美はいそいそと拓海に馬乗りになり、「失礼します」と言いながら逞しい剛直に手を添えて角度を合わせ濡れた淫裂に咥え込んでいく。真剣な表情で腰を上下左右にゆっくりと滑らせたり、ゆっくりと小さな円を描いたり、小刻みに振動させたりして、イケる腰の振り方を探っている。

―ちょっと厳しく言い過ぎたか?―
 真剣すぎる芽美をリラックスさせるため、先ほどの口調とは一転して穏やかで優しげなトーンで話しかける。

「なぁメグ、さっきの俺、鬼軍曹みたいじゃなかった?」
「鬼軍曹って、映画とかで軍隊の新人さんを訓練する人だよね?汚いセリフをガンガン言い放って」
「そう、あれ。もっと汚い言葉使ったほうが雰囲気でたかな?」
「そうかもね。でも急にどうしたの?」
「お前にサーって言わせたかったのさ。『かしこまりましたご主人様、サー!』って」
「あはは、なによそれ~。ちょっと怖かったから、ご命令に従うことに無我夢中でそんなこと考える余裕なかったもん」
「そうか、ごめんなメグ。お詫びに少しアドバイスしてあげよう。腰を振るとき上半身の位置も変えてみるといいんじゃないかな?前に倒して俺とくっついてみたり、反らして結合箇所を俺に見せつけてみたり。それだけじゃなく180度回転して俺に背中を向けてみるのもありだよ」
「ふーん、そんなのもありなんだ。ちょっとやってみるね♪」

 芽美は言われたことに順番に試行する。先週と違って蜜壷は潤いを湛えたままで、顔に赤みが差し、堪えきれずにアンアンと小さな喘ぎ声を漏らしている。感じているのは間違いないが、拓海のみるところ、どこか遠慮しているようで自分にストッパーをかけている感じがする。

「動きにまだ躊躇いが見られるね。どうしてもご主人様である俺に遠慮しちゃうの?奉仕すべき自分が先にイクことに罪悪感を感じたりして・・・」
「うーん、そこは大丈夫だと思うわ。先週も今日もご主人様がていねいに教えてくださったから。少なくとも頭では十分理解しているつもりなの。それより・・・その~、散々恥ずかしいことしてきておいてこんなこというのも変なのはわかってるんだけど・・・」
「なんだいメグ?変に思ったり笑ったりしないで真剣に聞くから言ってごらん?」
「うん・・・ありがとう・・・・あのね、自分が快感を貪るためにギュンギュン腰を振るさまをご主人様に見られると思うと、凄く恥ずかしくてイヤなの。ああ、こいつは俺が調教しなくても、元から淫乱な子、ビッチだったんだ、って思われちゃうんじゃないかなって。凄く恥ずかしいからエッチなお汁はどんどんあふれてきちゃうんだけど・・・ご主人様を気持ちよくしたい!って思った先週は恥ずかしくなかったんだけどなぁ・・・・・」

 この告白を聞いて拓海は思い出す。女は欲望に忠実な行動するのに建前や言い訳を必要とする動物であり、芽美がその典型的なタイプであることを。

―それなら、お前が納得できる言い訳を用意してやろうじゃないか・・・今日のところは残念だが次善の策で対応しておこう、俺が愉しむには小道具が必要だからな・・・まずその前に―
「そうだね・・・確かに俺と会ったばかりの頃のメグは、エッチについてほとんど何も知らないような天使みたいに清純な女の子だったなぁ・・・」
「そうなの・・・ずっと処女だったんだからぁ・・・」
―そうだな、ウソじゃない・・・孝に口説かれてアイツのチンポをしゃぶってたけどな―

「それが今は、拓海という悪い男に騙されて処女を奪われたばかりか、マゾ牝奴隷扱いされてSM調教でいやらしいことを無理やり覚えこまされて堕落させられちゃったんだよね?」
「そうよ・・・ご主人様がいけないの・・・・ご主人様のせいで、わたし、堕落しちゃったの・・・」

「堕落して何になっちゃったのかなぁ?天使が堕落すると堕天使の悪魔になっちゃうけど、メグは凄く淫らにされちゃってるから、淫魔(サキュバス)ってとこかな」
「淫魔(サキュバス)ってぇ?」
「睡眠中の男の夢に理想の女の姿で現れて、セックスして精液を搾り取る悪魔だよ」
「いやーん、わたし、そんないやらしい悪魔なんかじゃないわ・・・」

「そうだね、堕落させられた後の姿は淫魔じゃなかったねぇ。おまえはいったい何にされちゃったのかなぁ?」
「あーん、芽美わぁ・・・拓海ご主人さまに・・・堕落させられてぇ・・・ご主人様の・・・マゾ牝奴隷に・・・させられちゃったの・・・」

「もう天使みたいな清純な女の子には戻れないんだね?」
「そうよ・・・エッチな作法とか・・・テクニックとか・・・絶頂の快感とか・・・・ご奉仕の悦びとか・・・身体に覚えこまされちゃったから・・・」

「後戻りできないなら、前に進むしかないよね?前に進んで、理想のマゾ牝奴隷になるしか」
「うん・・・わたしはもう・・・理想のマゾ牝奴隷になるしかないの・・・」
「そうだよ、芽美はもう、俺の理想のマゾ牝奴隷“メグ”になるしかないのさ。でも俺は、お前はやっぱり淫魔に似ているところがあると思うんだ」
「似てるとこなんてないもん・・・」

「似ているのは、芽美が俺の理想の女の姿をしていて、セックスで俺の精液を搾りとるところさ」
「そんなこと言っちゃいやあ・・・恥ずかしい・・・理想の姿なんてお世辞言わないでぇ・・・今だって・・・ちゃんとできてないもの・・・」

「じゃあ、理想の姿になれるよう、がんばらないといけないね?」
「うん、がんばるぅ・・・ご主人さまぁ・・・メグ・・・もう・・・もう・・・」
「灯り全部消すから、がんばって腰を振ってごらん。それなら見えないから恥ずかしくないだろう?」

 芽美の様子を見ながらアドバイスできるように点灯していたLED照明を全部消して、エアコンやPC機器の電源ランプを除いて寝室内を真っ暗な状態にする。そのとたん、芽美が甘く淫靡な嬌声を発する。
 「ああん!♡」

 それは、拓海の視線への遠慮からようやく解放された淫魔の歓声だった。拓海のねっとりとした言葉責めは芽美の被虐心を大いに煽り、心の中でその悦びの炎が肉欲をとろとろと炙り続けていた。

 橋の下での初の野外セックスでたっぷりと生み出され、被虐の炎で長時間トロトロと煮詰められて最高純度に精製された肉欲。その特級の媚薬に無我夢中で飛びつき、思うままに貪り味わい、さらなる堕落への糧とするマゾ牝奴隷。

 その心理状態は、縦横無尽な腰の動きとして肉体に顕現する。ゆるゆるとした動きだったのが、ぐにゅぐにゅとした動きに変わり、ぐいぐい、ぐいんぐいん、ぎゅんぎゅんと、あっという間に加速し力強さを増していく。

「あーん、あーん、あーん♡」
 それとともに芽美の舌足らずなソプラノが寝室に響く。

 薄暗闇にまだ目が慣れない拓海には芽美の縦横無尽の腰使いを視認することはできない。しかし、ペニスへの刺激が強さを増し変幻自在に変わることからそれを察する。

―おいおい、さっきまでの恥じらいは演技だったのかい?まったく大した女優だぜ。この演技力と腰使いならAV女優としてデビューしても演技指導は不要だな―
 その変化にあきれる拓海。

―しかし、やはりこいつにはマゾ牝奴隷の素質があるな。淫魔の本気を出して俺の見る目が正しいことを証明してくれたお前にご褒美をやろう―

「なぁメグ、さっきの青姦どうだった?俺は凄く良かったぞ。ご老人が近づいてきたときはドキドキだったなぁ。見つかるかと思った」
「ウ、ウン・・・アアーン、アアーン、アアーン♡」
 返事をする余裕はなさそうだったが、嬌声は淫らさを増した。思い出してさらに興奮したようだ。

「お前の温泉旅行の話を聞いたら俺も温泉行きたくなったよ。混浴の温泉露天風呂がある宿を探しておくから今月末にでも一緒に行こう。湯浴み着なんておしゃれなものがない普通のところな。お前をみんなに自慢したいから、もちろん俺と一緒に入るんだぞ。むだな毛のない、きれいな身体をみんなに見てもらおうな?」
「アーンアンアン♡、そんなの、イヤーン、アアーン、アアーン、イイ、イイーッ♡」

 芽美は官能が昂ぶりすぎて、わけがわからなくなりつつある。イイ、イイという叫びも気持ちがいいのか、身体をみせてもいいという意味なの自分でもよくわからない。両方なのかもしれなかった。

 声のトーンや膣内の感触が、過去に芽美が絶頂に達したときの直前の状態に近いように拓海には思える。
「芽美、もしかしてそろそろ絶頂し(イキ)そうなのか?」
「ハイッ、イイ、イイ、イイーッ♡」

―出来のよい生徒に特別サービスだぞ―
「なら、もうワンランク気持ちよくなれる方法をおしえてやる。自分でクリをこすったり胸をもんだりしてみたらどうだ?」
「そんなことしたらっ、メグ気持ちよすぎてっ!、おかしくなっちゃいそうでっ、こわいっ!・・・アアン♡」
 拓海にイかされたことはあっても自分の力で絶頂し忘我の悦楽の世界にたどり着いた経験のない芽美は、その初体験を怖がる。

「マゾ牝奴隷メグ!自分の手でクリを擦って胸を揉め!命令だ!」
「ハヒィッツ!」

 言われたとおりにする芽美。電源スイッチのほんのかすかな灯りに目が慣れてきた拓海に、片手で乳房をぎゅうぎゅうと揉みしだき、片手を股間にあてピチャピチャと音をたててながら、上半身をやや弓なりに反らして腰をグラインドさせたり小刻みに振動させたり前後左右に振ったりしている女のシルエットがぼおっと映る。
 拓海の腰の両脇のマットに膝から下をぺたりとつけて座っている。上下に振っていないのは手が使えないのと脚が疲れるからなのだろうと拓海は考える。

「ヒィーッ!ヒィーッ!ヒィーッ!これ凄いですっ、ご主人さまっ!メグ、おかしくなちゃいますぅっー!」
「おかしくなってもいいが、イクときはご主人様にしっかり報告しろよ、青姦好きな淫魔め!」
「イヤーン!わたし、青姦すきでもっ!淫魔でもっ!ないもんっ!メグはっ!拓海ご主人さまのっ!マゾ牝奴隷っ、だもんっ!アアン、モウダメ、もうだめ、モウだめぇっ!♡」

 芽美は両手で胸を激しく揉み腰を前後に揺すりたてる。
「も、もうイッて、いいですかっ!」
「ダメだ!イクときはこう言って俺に感謝しながらイクんだ!」
 そういって囁かれたセリフを芽美は躊躇なく叫ぶ。

「大好きな拓海ご主人さまっ!拓海ご主人様のマゾ牝奴隷のメグはっ、ご主人様との幸せな御奉仕セックスでっ、ご主人様に感謝しながら絶頂させていただきますっ!♡」
「よし、!イケッ!」
「ハヒィィィッ!あっ、いやああああああああああああああん!♥」

  芽美は一度ビクッと全身を震わせると、天井のなにかを凝視するかのように目を大きく見開いて静止し、甘く可愛らしい嬌声を叫びつづける。絶頂を示す嬌声が続いている間ずっと、子宮口がぱっくりと開き、膣襞が蠕動し肉棒を奥へ誘い、膣壁が収縮を繰り返して肉棒から精液を搾り取ろうとしてくるが、拓海は耐える。

 下を向き、乳房にあてがっていた両手を下ろし、はぁと溜息をついた芽美に声をかける。
「イケたじゃないか!良かったなメグ」
「・・・うん・・・でもぉ・・・」
 なにやら不満そうな芽美。

「どうした?」
「今日イケたのは、ご主人様にいろいろ助けてもらったからだし・・・それに、ご主人様はまだイッてないじゃない・・・一緒にイキたかったなぁ・・・・」

 そんな可愛いことをつぶやくマゾ牝奴隷のことが愛おしく思える。上半身を起こし顔を近づけるとこう言って慰労する。
「それは贅沢というものだよ。一番大きな課題だった腰を振ってイクことを達成したんだから十分に合格点とれたってことだぞ。だから、これからはスムースにいくさ」
「そっか、うん、そうだね♪」

 自分で納得できたのか、表情を明るくしてうんうんとうなづく芽美。そして拓海に提案する。
「ご主人様も早くイキたいですよね?わたしがフェラでイカせてさしあげますね!」
「まあな。しかしせっかくこの体位なのだから、このまま倒れこんで正常位になってお前を犯すのもいいかと考えてるんだが」
「だめです~!今日はわたしが御奉仕する日なんですからっ!・・・でもご主人様がそうしたいっておっしゃるなら、もちろんそれで構いませんけど・・・」
 そう言いながらも表情に不満が垣間見える。

「構わなくなさそうだが?いったいどうしたいんだ?」
「わたしは・・・おしゃぶりしたいかな?橋の下でのフェラだけじゃ、なんだかもの足りない気分なの・・・」
「おっ!フェラの魅力に嵌まってきたんだね、よしよし♪」
「フェラの魅力ってなんですかぁ?今日だけですよ、今日だけ!それで、どうします?」
「今日はまだ早いし、明日もお休みで時間はたっぷりあるんだから、どちらか、じゃなくて、どちらもやればいいじゃないか。お前の気持ちをありがたく受け取って、最後はお口で搾り取ってもらうことにしよう」
「搾り取るって表現、下品でいやらしい・・・今日も泊まっていくの?嬉しい♡」
「明日はなにも予定がないから、ゆっくり休むつもり。メグは?」
「わたしは午前中は教習所で、午後から実家に帰って家族で食事会・・・だったけど午前の教習所はキャンセルするわ」
「おいおい大丈夫か?」
「学科のほうは余裕あるから大丈夫。問題は実習なの」
「そっちのほうは何とかしてやるさ。そういうことなら、お前の身体とフェラチオのテクニックをじっくり愉しませてもらうとしよう」
「かしこまりました、ご主人様♡」

 二人は正常位に移行し、橋の下での拓海主催の第1ラウンド、今の芽美主催の第2ラウンドから、二人で共催する第3ラウンドを開始する。
 芽美のアナル開発の第4ラウンドを終えて眠りについた二人だが、起き抜けに“朝勃ち”の現象説明から第5ラウンドをどちらからともなく始めたのは、二人の距離が縮まっている証拠だろうか。

 5(木)は午後から実家へ帰り家族で食事。いつもの大手チェーン店のすし屋だ。おみやげの温泉饅頭を渡して旅行の話をする。
 笑顔が多かったらしく「何かいいことがあったのか」と父に怪訝そうな顔で聞かれた。帰宅して妹の琴美から「お姉ちゃん、拓海さんと上手くいってそうだね」とメッセージがきた。うまくいっている?自分の調教は順調に進んでいるようだから「そうかもね」と返信しておく。

 6(金)は仕事。夜は千佳との毎月の定例女子会で、温泉旅行のことを詳細に報告。芽美は美咲と里奈の濃い恋愛・性体験に驚いたこと、深夜の温泉露天風呂で年下の男の子と二人だけで混浴してしまったことを話した。足湯でのことはもちろん話さなかった。千佳と別れた芽美は拓海の家へ。

 6(金)の夜から7(土)・8(日)は3回目の週末調教。

 GWが開けると芽美は仮免試験対策に本腰を入れた。いや、正確には拓海が。拓海は夜の空いている時間に貸しコースのサービスをしている近くの教習所を探し出し、そこで毎夜2時間、芽美に自分の車を運転させて助手席から厳しく指導しスパルタ教育で鍛えた。11(水)の4回目の自宅奉仕のはずの時間も、ほとんどが仮免対策に当てられた。生理前で性欲が亢進していた芽美は残念に思い、拓海と別れたその夜、ムラムラがおさまらずに一人エッチに耽った。

 14(土)の午前中に行なわれた仮免試験に芽美はなんとか合格した。それは拓海のスパルタ教育の成果というより、試験管の温情によるものだった。拓海は5日間の仮免対策を通して芽美が自動車の運転に向いていないことを認識済みだった。仮免合格を喜びはしたが、もし芽美が自動車免許を取得したとしても、芽美の運転する車に乗らないことにしようと内心思った。

 14(土)の午後からは、芽美は妹と二人で泊りがけで千葉のテーマパークへ出かけた。妹との約束を果たすためだ。生理予定の時期だったので、調教は予定されていなかった。

 18(水)の自宅奉仕も予定されていなかったが、拓海が最近流行のチーズケーキを持ってふらっと訪れて、生理で体調不良の自分の様子を見に来てくれたことが芽美は嬉しかった。

 5月はそんなふうに過ぎていった。

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