その年も残すところあと数日となった師走の平日の夕暮れ、とある高級ホテルのバーカウンターの隅に男と女が1つ席を空けて座り、別々に飲み物を注文した。十数年前にも見たような光景だが、男が注文したのはエル・ディアブロではなくフレッシュジュース、女はミモザ。
変わったのは他にもうひとつ。男女とも随分歳をとっている。男は初老の域に達し、女も美人ではあるが“女の子”というより“婦人”という言葉がふさわしい世代に突入している。同じように年老いたバーテンダーが過去と同様、雰囲気を察して反対の隅に移動し、曇りひとつないグラスをさらに丁寧に磨きはじめる。
目の前に置かれたドリンクには二人とも手をつけずに時が過ぎる。やがて女のほうから口を開き、ポツリ、ポツリと会話を始めた。
「芽美は義兄さんの予想以上だったってことね、いろいろな意味で?」
「ああ、そうかもしれないな」
義妹の千佳の問いに苦笑いで応える拓海。
「義兄さんと私が思っていた以上に素直で、一途で、女らしくて、淫らで、柔軟な心の持ち主だったわね」
「ああ、そうだな」
「私達二人とも、彼女に感謝してもしきれないのに、義兄さんは未だに・・・」
子どもが産めない千佳は芽美が生んだ黒人の双子を養子にして自分の子どもとして可愛がり育てて、その流れでハサンと結婚し幸せな家庭を築いている。ちなみにアリーのほうは真理愛の猛烈なアプローチを受けて結婚し一男一女の子どもをもうけている。真理愛によれば、アリーとのセックスの相性が最高だったとのことだ。
拓海のほうも、芽美に心の傷を癒されただけでなく、東京滞在時の現地妻としてSMセックスに興じているばかりか、彼女を売春させたり緊縛ショーのパートナーとして出演させて稼いだりしている。千佳が指摘しているのはそのことだ。
「私が言えた義理じゃないけど、彼女にハサンとアリーの子どもを生ませたりして、義兄さんは芽美のことを本当に愛してるって言えるの?都合よく利用してるだけじゃないかしら?」
拓海はどう答えようか真顔で思案する。
「愛するということがどういうことか未だによくわからない。だが俺は芽美に会う度に『きれいだ』『セクシーだ』と褒め『感謝している』『ありがとう』と心からのお礼を言い、芽美が大きな絶頂に達して満足するまで濃厚なセックスに励んでいる。これが俺にとっての愛情表現だ。彼女を利用しているかどうかは、たんに見方の違いにすぎないのではないかな?ハサンとアリーの子どもを生めと命じたのは確かだが、彼女が本気で断ることもできたはずだ。そうしなかったのは彼女なりにそのことに魅力を感じていたからだろう」
反論されて言葉に詰まる千佳。しかし話題を変えて義兄への攻撃は続く。
「真愛美ちゃんにもあんなことをするなんて信じられないわ。愛する女の娘であり、自分の息子の妻でもある女の子なのに・・・」
先程よりさらに苦い顔をして答える拓海。
「いまさら俺が彼女のあんなお願いを断れるわけがないだろう」
この8月、芽美の懇願に応じて拓海は真愛美を抱いた。
拓海と芽美は、息子のアレクと娘の真愛美が将来結婚するよう二人が小さいときから誘導してきた。親同士が決めた婚約者として何度か合わせてはお互いの良いところを吹き込み、SNSやスカイプ通話などで二人で連絡を取り合うように仕向け、結婚するなら当然のこととして性的な話題にも触れた。
その結果二人は互いに好意を持ち合うようになり性行為を意識するようにもなった。その段階での芽美=ヘドネーによるアレクへの性指導だった。芽美は自分の経験を踏まえて、1年間じっくりと女の調教方法を実践的に教え込んだ、自分もハーフ美少年とのセックスを愉しみながら。
いったんロシアへ帰国したアレクはこの4月、日本の大学へ留学するため再び東京へやってきた。真愛美も広尾の名門私立女子高校に進学していた。
アレクは芽美=ヘドネーのアドバイスを受けながら真愛美を己のマゾ牝奴隷に仕込んだ。場所は調教部屋。真愛美は目隠しされた状態で車に乗せられ地下駐車場からお姫様抱っこで連れてこられたから、そこがよく訪れている千佳おばさんの住居の中であることに気づかなかった。
娘は母が恋人アレクの父にされたのと同じような目にあった。すなわち恋人アレクにSMパートナー契約を結ばされ強引に処女を奪われ、貞操帯を嵌められ調教を受けに来る事を強要されて毎週末SM調教され、マゾの素質と性感を開発され絶頂を覚え込まされ、マゾ牝奴隷としての礼儀作法を身につけさせられ、水曜日の夜には自室や学校から近い渋谷のラブホテルで制服姿のままで性的な奉仕をさせられた。
優斗パパは鈍感かつ仕事で家にいないことが多かったから娘の変化に気がつかなかったし、芽美ママは娘の下着が大胆になったり、ファッションで露出が増えたり、化粧が濃くなったり、娘の部屋から睦言が聞こえたりしても、気がつかないふりをした。中学生の弟の拓真は姉に関心がなく部活のサッカーに夢中だった。
娘は母親と同様、最初は混乱しながらも次第にメスの悦びに目覚め、SMセックスの悦楽と奉仕の悦びに嵌りこんでいった。金曜の夜や土曜の夜、あるいは金土と続けての外泊の言い訳は「千佳おばさんのところに泊まるから」が多かったが、それが正しいことに本人は気づいていなかった。
そして調教がほぼ完了した8月の初め、真愛美はご主人様となった恋人アレクから、夏休みが終わる前に自分と一緒にウォルプタースへ行き儀式に参加するよう命じられた。その旅行の直前、拓海は芽美からこんなお願いをされてしまったのだ。
「ご主人様、わたくしのアレクへの指導が適切だったかどうか、娘が私が指導したアレクの手でしっかりと調教されているかどうか、娘が儀式を乗り越えられる水準に達しているかどうかを判断していただきたいので、抱いてみていただけませんか?」と。
芽美に息子アレクへの実践的なSM性教育を任せることは、実際は拓海の温情であり芽美が感謝すべきことではあるが、表向きはご主人様からの命令だ。その成果を確かめて欲しいという表向き筋の通ったお願いを拒否することはできなかった。
その週末。ヘドネー=芽美は調教部屋で赤い首輪をつけた娘の真愛美に女子高生らしい可愛いメイクを施し、下着はつけさせずに制服だけを着せ、長い黒髪をご主人様の好きなポニーテールにまとめ、太ももをむっちりと際立たせるために黒いニーハイを履かせた。そしてアレクに天井から吊り下げさせ、自分で目隠しと耳栓をガッチリはめると、放置プレイと称してアレクを連れて外出。3時間ほど野外プレイ講習をしている間に、ご主人様にお願いして真愛美の調教具合を確かめていただいたのだった。
真愛美は卵型の小顔の長身で、すらりとした長い手足とEカップのバスト、切れ長の瞳に母親譲りのぽってりした唇と美巨尻を持つスレンダーグラマーな天然パイパンの16歳。街を歩いているとしばしば芸能事務所にスカウトされるほどの美少女だ。
そんな彼女は姿も声もわからない男の、恋人アレクのテクニックを洗練したような巧みな愛撫と、恋人のものとどこか似ている肉棒の挿入感に性感を燃え上がらせ、「ごめんなさいアレクご主人さまっ!まな、イク、イッチャウ!♥」と母親譲りの舌足らずな甘え声で謝罪と絶頂の言葉を口にし、淫らに啼き喚きながら何度も何度も激しい絶頂に達した。
拓海もまた、愛する女の娘であり息子の恋人であり将来の義理の娘となる予定の美少女名門女子高生を犯すという背徳的な行為に酷く昂ぶった。
最初、荒々しく唇を奪い豊満なバストを揉みしだくとハッと我にかえり、それからは優しく丁寧に、持てるテクニックを駆使して2時間みっちりと感じさせ犯し抜いた。
最後は後背位で赤い首輪のリードを引っ張りながら膣奥の子宮口(ポルチオ)を力強く突いてマゾ牝奴隷女子高生が絶頂するのにあわせてフィニッシュし、コンドーム内を大量の欲望の証で満たした。
拓海は調教部屋内をもとに戻し、真愛美の汚れた制服を脱がして予備の制服を着せ新しいニーハイを履かせた。二人とも最高の気持ちよさを味わい、お互いにセックスの相性がぴったりだと感じていた。そこには情を通じあった男女の親密な雰囲気が醸しだされていた。
真愛美は黙ったまま従順に身を任せていたが、メイク直しの前に媚びた声でキスをねだってきた。目隠しされていても際立つその美貌に顔を近づけ口を吸うと積極的に舌を絡ませてきて、BGMのジムノペディが静かに流れる室内に濃厚なベーゼの音が加わった。
5分ほどしてどちらも名残惜しそうに口を離し、拓海はメイクを直し彼女を最初の位置に吊り下げて去った。アイマスクの向こうからの熱い視線を感じながら。
その後、真愛美に会ったとき、これまでと違い恥ずかしそうに赤面しながらも妙に甘えてきたところをみると、この時自分を犯したのが誰なのか、勘の良い彼女には薄々察しがついていたのかもしれないと拓海は思った。
事後、拓海は芽美に対して真愛美が儀式を克服することに太鼓判を押す一方、内心では自分が娘も同然の未成年女子とのセックスに溺れてしまったことに慄然とし、激しい悔恨の念に駆られた。
それに対して真愛美はアレクご主人様を上回る性技を持ち性的な相性もすばらしく良い拓海と思われる男とのセックスを忘れることはできず、拓海にそれとなくアプローチするようになった。
それに気がついた芽美も、娘の願望を成就させようと積極的に支援した。拓海ご主人様が息子アレクを自分のセックスパートナーにしてくれたことに深く感謝していて、同じように娘を拓海ご主人様のセックスパートナーにしたいと思っていたから。拓海は二人のアプローチを妻のナターシャと息子への罪悪感から拒絶し続けた。
しかし、真愛美がウォルプタースでの儀式を終えアレクのマゾ牝奴隷妻となった後、これ以上秘密にしておくこと理由がないということで、芽美がヘドネーであり拓海のマゾ牝奴隷妻であることをアレクと真愛美に明らかにすると、状況が変わる。
父のマゾ牝奴隷妻をセックスパートナー&調教指導者としていたことを知ったアレクも参加し、拓海が真愛美への欲望を抑える理由がなくなってしまったのだ。
アレクは父とヘドネーの関係は単なる緊縛ショーのパートナーであり、ヘドネーが父に金銭的に雇われて自分に性教育を施していると考えていたから、ヘドネー=芽美が母のナターシャと同等以上に父と深い関係であることにショックを受けた。
しかし父から過去の経緯を詳しく聞かされ、母に直接確認してこのことを受け入れていることを知り、真愛美と芽美からセックスの度に父は悪くない、私達もナターシャも幸せにしたのだからと諭されると、父を許し落ち着きを取り戻す。
ヘドネーが真愛美の母の芽美と同一人物であることにも困惑するが、このこともそうした一連の流れの中で、時の経過とともに受け入れていくことになる。
結果、四人は父が息子の幼な妻を犯すだけでなく、父と息子の二人でそれぞれの奴隷妻を犯したり、母と娘の二人でそれぞれの夫=ご主人様に犯されたり、ときには4人で交わったりもするアブノーマルな性的関係になっていく。
ただし、それはもう少し先のことで、今の拓海にそんな気持ちは更々なかった。
「それでお味のほうはどうだったのかしら?」
「素晴らしすぎて今後が心配なくらいだった。嵌ってしまったらどうしようと深く思い悩むくらいにな」
「いまさらどんなタブーを気にしているのという感じが否めないけれど・・・まぁそれはそうよね。あの儀式に16歳で挑戦して女神の称号を獲得してしまうくらいなのですもの。アレクがプレゼントした名前は『吉祥天(ラクシュミ)』だったわね。お尻には吉祥天を一文字で表す梵字が焼印されたとか。そのことについては彼女が納得しているのだから今更何も言わないわ、でも彼女はまだ高校生なのよ?それなのにねぇ・・・」
「そうだよな・・・」
「「はぁ~」」
現在、16歳の女子高生でありながら結婚しているだけでなく妊娠までしてしまっている真愛美のことを心配して、義兄妹は二人そろって溜息をつく。
帰国後、真愛美はピルを飲むことを止め妊娠した。芽美が「愛するご主人様の子どもを生むのは当然のこと。どうせ生むなら早いほうがいいわ、わたしが子どもの面倒をみるから」とけしかけ、本人もその気になってしまったのだ。
今は妊娠3ヶ月。お腹が大きくなってくる時期だが、まだ普通に通学している。名門女子高としては大問題で自主的に退学して欲しいのが本音だ。しかし双方の親公認で妊娠を機に籍を入れ日本の法律的にも正式に結婚してしまった(芽美の入れ知恵で)のでどうしようもなく、見て見ぬふりをされている。
真愛美は出産直前から直後の数ヶ月ほど休学するが、すぐに通学を再会しきちんと卒業する予定だ。それが母親である芽美との約束であり、アレクご主人様の命令でもあるから。高校卒業後の進路は未定だが大学進学を考えているようだ。
優斗は高校生の娘が妊娠し結婚、いわゆる出来婚をすること、しかも相手が外国人であることを聞かされて驚愕した。
しかし娘が大学進学を視野に入れ高校をきちんと卒業するつもりであり、アレクとその父=拓海に面と向かって謝罪され責任をしっかりとると力強く宣言され、妻の芽美から二人を祝福するよう、反対するなら離婚すると過去の浮気の証拠をちらつかされながら懇願されると、渋々納得した。
真愛美の祖父祖母である優斗の父母も、上記のことに加え、優斗が次男で橘家の本家ではないことから問題にしなかった。それどころか、初孫の顔が早く見れそうなことを喜ぶありさまだった。
千佳のスマホのメール着信音が鳴った。内容を確認して返信しながら言う。
「アリーからよ。もうすぐ着くって。食事してゆっくりして帰るから、そちらもどうぞごゆっくり。芽美もそろそろ限界なんじゃないかしら?それに私と二人だけで飲んでるから嫉妬もすごいわよきっと」
拓海は芽美を調教部屋で縛ってバイブを入れた状態で放置したまま千佳と外出している。つまり放置プレイの真っ最中というわけだ。
「ああ、そうだな。そろそろ戻るとするか」
拓海はフレッシュジュースを飲み干し、貸していた車のキーを受け取って立ち上がる。
「勘定はいいから早く戻りなさい。私達は彼女にいくら感謝しても足りないのだから。男としてちゃんと一生彼女の面倒をみるのよ?」
「ああ、もちろんそのつもりさ!おまえも同じ女の立場から彼女の面倒をみてやってくれるな?」
「もちろんよ!」
そう言い合う義兄妹の顔には、十数年前には見られなかった、明るい笑顔が浮かんでいた。
“Tacki” for prudish Meg END