新年度が始まりましたね。
働き始めてボーナスが出たら実家を出たいと思っている新社会人の方や、進学して1人暮らしを始めたけど暮らしにくくて引っ越したいと思っている学生の方も多いのではないでしょうか。
そこで、人生で10回以上引っ越し、様々な物件に住んだ経験のある僕が、大都市での物件選びと1人暮らしのコツをお話しします。
まず、前提として僕が住んだことのある地域と物件を紹介します。
1)地域(最寄り駅)
・東京都:中野、永福町、戸越、尾山台、千川(有楽町線)、下高井戸、保谷、石神井公園
・神奈川県:山手、東神奈川
・埼玉県:藤の牛島(春日部駅の隣り)
・愛知県:土橋(豊田市)
2)物件
築浅の鉄筋コンクリートマンション(1K・4階および広い1K・2階)、古い木造アパート(2K・2階)、新築のロフト付きデザイナーズ木造アパート(1Kぽいワンルーム・2階)、古い2階建てマンション(2K・1階)、ユニットバスの2階建てマンション(ワンルーム・1階)、寮、新築・中古一軒家。
(残念ながらタワーマンションで暮らしたことはありません)
3)世帯
1人暮らしだけでなく、友人と同居したことも、恋人と半同棲も、結婚生活もあります。
これ以外にも、モスクワ大学の寮で4週間、ケルンのホテルで2週間暮らした経験もあります(短期語学留学と海外出張)。
こうした経験から、物件選びで重視すべきポイントは以下の4点だと考えています。
- 住居費・生活費が安い
- 静かでよく眠れる
- 駅とスーパーに近い
- 洗濯物や布団を干せる場所がある
女性だったり地方暮らしだったりすると違うでしょうし、広さや新しさ、防犯などを優先したい方もいると思います。
ただ、都会で限られた資金の中で暮らすなら、広さと新しさの優先順位を少し下げた方が、全体としての生活の質が上がると思います。順番に説明しますね。
1)住居費・生活費が安い
これは管理費などを含めた家賃の総額、更新料、光熱費、ネット代、住民税などを指します。家賃が安くても管理費が高かったり、2年に1回の更新料や退去時のクリーニング費用が高額だったりするので注意しましょう。火災保険料や保証会社利用料(今は保証人より一般的)も必ずチェックしてください。
光熱費については、プロパンガスと都市ガスを選べるなら都市ガスがおすすめ。電気も電力自由化で東電以外の会社の方が少し安くなる場合があります。ガスとセット割や携帯電話料金とのセット割も確認を。照明がLED化されているかも見ておきましょう。
ネット代は、大規模マンションだと光回線を比較的安く引けることがありますが、アパートだと高額になりやすいのでホームルーターを検討することになります。電波状況は事前に確認を。新築アパートではCATV会社のネット回線が無料で使える場合もあります。僕は使ったことがありますが、APEXなどのゲームをしないので十分でした。
住民税は東京・埼玉・千葉は変わりませんが、神奈川県はやや高めです。
その他、新聞は不要。NHKの受信料も無駄なので、引っ越しを機にテレビを持たない選択肢もあります。
代わりに、受信機能のない大きなモニターを買って、スマホやノートパソコンと繋げ、サブスクの動画を見るのがおすすめです。実際、テレビはほとんど見ていないのでは? ドラマはTVerで、ニュースや天気予報はスマホで十分事足ります。
僕自身、テレビは10年前に捨て、ずっと無しで暮らしています。
2)静かでよく眠れる
一人暮らしの会社員や学生にとって、家は休む場所です。費用に次いで重要なのが「静かに眠れること」。交通量の多い道路沿いや近くに学校がある物件は、夜や休日にうるさい場合があるので要注意です。
木造アパートは音が伝わりやすいですが、新しいアパートだと浴室の配置などで隣の部屋との間がしっかり区切られている場合があります。そういう間取りの部屋を選ぶと良いでしょう。鉄筋コンクリートのほうが静かです。
3)駅とスーパーに近い
駅からは徒歩10分以内が理想です。それ以上だと、特に仕事帰りに歩くのが大変。自転車は危険ですし、規制も厳しくなっています。
駅の近くには比較的大きなスーパーがあると思います。その場合、駅の反対側ではなく同じ側の物件を選びましょう。スーパーで買った重い食材などを運ぶ距離が短くて済みます。
自室で全く料理をしなくても、総菜や日用品を買う機会は多いですし、外食に飽きて簡単なものを作りたくなることもあります。コンビニではなくスーパーが必須です。
4)洗濯物や布団を干せる場所がある
家事の中で洗濯は絶対にやらなければなりません。近くにコインランドリーがあっても費用がかかるし、持ち運びが面倒なので、雨が続いたり忙しくて溜まりすぎたりしたとき以外は家で洗濯したいところです。
洗濯機置き場がある物件を選び、大きめの洗濯機(できれば乾燥機も)を買いましょう。乾燥機は電気代がかかるので緊急用として。
ベランダがあり、外に干せる物件が望ましいです。仕事の前や夜に干したままでも大丈夫な環境だと助かります。一人暮らしは意外と洗濯に追われますよ。
これらの点を重視すると、広さと収納は諦めざるを得なくなります。洋服と仕事に必要なもの以外は実家に置いておきましょう。家具もできるだけ少なく。ベッド、机、洋服入れ、小さな本棚くらいで十分です。敷布団と掛布団だと、布団を収納する場所がないし、いちいち敷くのが面倒なのと寝心地からベッド(又はベッドマットだけ・私はそうです)をおすすめします。
電子レンジは必須。パンが好きならトースターも。冷蔵庫は大きい方がいいです。ドリンクは重いので宅配でまとめ買いし、数本冷やしておく。食材や作り置きも1人分だと余りやすいので、鍋ごと入れられるサイズが楽です。
嫌がる人もいるかもしれませんが、僕は調理で出た生ごみを冷蔵庫に入れています。ゴキブリやハエ、ネズミが出るよりマシなので。
大きなマンションだと24時間ゴミ出し可能な物件もありますが、管理人がいる分管理費が高くなり、家賃も上がりがちです。
ちなみに僕は炊飯器を持っていません。外食や総菜が多いので、ご飯が食べたいときはパックご飯をケース買いしています。米を買って炊くより少し割高ですが、面倒くささと待ち時間が嫌なのでタイムパフォーマンス重視です。
エアコンも必須。ない物件はやめましょう。夏、死にます。
その他、僕の経験則で伝えておきたいこと:
- 通学なら30分、通勤なら50分以内。それ以上は疲れるしコスパ、タイパが悪く非効率。
- 1ルームや、お風呂とトイレと洗面所が一緒のユニットバス、定期借家契約は避けた方がいいです。
- 1K以上で、玄関を入ってもう1枚ドアがある間取りの方が、居間兼寝室にいても落ち着きますし、調理の匂いを遮断できます。
- ユニットバスはカビが生えやすく、トイレと風呂が使いにくいです。
- バス・トイレ・洗面所が独立している物件を選ぶと、生活の満足度が全然違います。
- ロフトはありです。僕はロフトにセミダブルのマットを置いて寝ていました。寝る場所にしなくても荷物置き場になりますし、天井が高く室内が広く見えます。
ただ、窓と電源(コンセント)、できれば照明があるロフトを選んでください。僕が住んだ物件にはどれもなくて苦労しました。特に夏は暑かった(冬は逆に暖かかった)。 - アポなしの訪問者は100%無視しましょう。NHKか新聞の勧誘、営業、宗教のいずれかです。モニターの電源は切っておく。工事などの連絡は紙で投函されるので確認を。友達や大事な要件なら事前に連絡があるはずです。対応する時間も無駄ですし、顔を覚えられる方が危険だと思います。
- プライバシーを重視するなら、管理人が常駐している物件やエレベーター付きの物件は避けましょう。管理人は顔を見ていますし、エレベーター内は監視カメラでチェックされています。もちろん安全のためですが、キスシーンなどをみられていたり記録されている可能性がありますよ。恋人との触れ合いは室内に入ってからにしましょう。
以上、参考になれば幸いです。